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SM絵物語 危な絵母娘肌 |
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さとの美しい顔は苦悶に、歪みその苦悶をさらにかきたてるように、白い肌を竹刀て小突いているのは乱雨の弟子の新雨という男だった。当の乱雨は、濡れ縁に仁王立ちになり、苦悶するさとの哀れな姿を筆で画帖に写しとっていた。つゆは身体かブルブルふるえるのを感じた。なぜ母がこんなひどい目にあわされているのか、15歳のつゆには理解できなかった。その瞬間だった。 『誰じゃ、そこにおるのは!』 乱雨の鋭い声かとんだ。 『いけない……!』 |
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夕方、母のさとはいつもと同じように家へ帰って来た。変なそぶりなど少しもなかった。つゆは、自分が見た出来事を母に問い質そうと思っていたがやはりはばかられた。母の優美な姿を見なから、やはり自分は悪い夢をみたのにちがいないと心の中でつぶやいた。 翌日もさとはいつもどおり、乱雨の屋敷へ出かけて行った。すでに陽が西へ傾き始めた頃、新雨が息せききってかけこんて来た。 『おつゆちゃん、おふくろさんか倒れちまった。すぐ、先生のお屋敷へ』 『何ですって、お母さまが!』 |
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『おつゆ、驚いたか、おまえの母は毎日、こうしてわしの絵の材料になっておるのじゃ』 『ひ、ひどい。お願いです。先生、お母さまの縄をほどいてあげて』 『心配するな。さとはこうして縛られ折檻をうけることが、好きなのじゃ。それ、新雨、可愛がってやれ』 『はっ、先生』 新雨がさとの裸身の上におおいかぶさり、荒々しく乳房や臀の丘を揉みしだいた。さとの裸身は白い蛇のように妖しく身悶えた。初めのうちこそ、必死て耐え忍んでいたものの、新雨の執拗な責めにより、いつしかさとの顔には妖美な披虐の恍惚感が、はっきりとにじみ出していた。 『どうじゃ、つゆ、おまえの母はいじめられて喜んておるのじゃぞ。おまえも母と同じ目にあいたくはないか』 『ああ、先生、いや、お許しを……』 乱雨に着物をひきはがされ、つゆは哀れな声で許しを乞うた。しかし男の力にはかなわない。たちまち、けがれをしらぬ清らかな百合の蕾のような裸身がさらけ出された。 『お許しを。なぜ、こんなこと』 『ふふ、いつもわしの責め絵を買いあげてくださる三条実時公爵が、とびきり強烈な責め場の絵が欲しいと御所望でな。母娘責めの絵を描いて献上しようというわけじゃ』 『ああ、そんな……。ひどい……』 三条実時はつゆも名前だけは知っている貴族院議員である。もちろん乱雨が、実時のために淫らな責め絵を描いているなどということは、少女のつゆには初耳だった。しかし、いかに偉い人の望みだとはいえ、なぜ自分たち母娘がこんなひどい目にあわせられなければならないのか。 『わしも初めはおさとを色々な責めにかけて、その姿を描くつもりだったのじゃがの。昨日、おさとを吊り責めにしている姿を、おまえが覗さ見しているのに気づいて、母娘責めという絶好の素材を思いついたのじゃ。おまえたちのように美しい母と娘が責めに泣く姿となれば、三条様も大喜びて、金に糸目はつけんじゃろうよ』 乱雨は淫らな笑い声をあげた。やはり昨日つゆが垣根の間から覗いていた事に乱雨は気づいてたのだった。 『いや、お母さま、助けて』 乱雨のカサカサの指で、また熟れさらぬ乳房や秘所を淫らにまさぐられるおぞましさに身悶え、つゆは哀切な声で助けを求めた。もちろん、さとにもどうすることもできない。もはや母娘は淫らな罠におちた哀れな生贄だった。 |
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『よしよし、なんともいえぬ色香が匂って来るぞ。それ、新雨、もうl度、水に漬けてやれ』 乱雨は残酷な笑い声をあげつつ、哀れなつゆの姿を写生しつづけた。 無惨な水責めで、ぐったりしたつゆを乱雨は、川のほとりの簿汚れた水番小屋へとつれこんだ。 『水責めで身体が冷えたじゃろうからの、こんとは熱い思いをさせてやる』 新雨から火のついた百目ローソクをうけとると灼熱の蝋涙を、つゆの蒼ざめた裸身にボタリボタリと滴らせた。 『ああ、熱い、ひい……勘忍して……』 青い果実さなからの乳首に、そしてまたうっすらとしか翳の見えない女の敏感な部分への灼熱責めに、つゆはもはや恥も外聞もなく泣き叫んだ。 『どうじゃ、おつゆ、これでもか。さすが母娘じゃの。泣き声もさととうりふたつじゃ。そりや、もっといい声で泣いてみせろ。そりゃそりやそりゃ』 『ああう、あひ、熱い、助けてえ』 乱雨はもはや、責め絵の画材というためだけでなく、自分自身の淫虐な欲情のままに美少女の哀れで可憐な裸身を責めさいなんでいるようだった。 『お願いてす、先生、どうか、もう、おつゆは勘忍して。わ、わたしを、お好きなようにお嬲りください。とんなことでもいたします。お願いです』 あまりにも残酷な美少女嬲りに、さとが耐えかねたように叫び、かばうことくつゆの裸身の上に身をかぶせた。 乱雨は二ンマリと唇をゆがめた。 『よし、おさと、よく言った。それならこれでおつゆを可愛がってやれ』 乱雨は黒光りする無気味な張り型をおさとの白い手に握らせた。あまりにもむごい命令だった。 『そ、そんな、それだけは……』 『だまれ。何でもすると言ったろう。おまえがやらぬのなら、わしと新雨が同時に、おつゆの前と後の二つの穴をひらいて止どめを刺してやるたけじゃ』 乱雨のギラつく目にはもはや明らかに狂気の光か宿っていた。いくら哀願しようとも決して許されはしないことを、すでに、さとは、わが身の被虐の体験て十分に知っていた。 『そりや、やらんか。やらんとおまえの尻の穴にも、この火のついたローソクを突さ刺すぞ』 『ああ、ひい、お、お許し下さい』 ローソクの炎で豊麓な臀丘をあぶられ、さとは悲鳴をあげた。 『ふふ、つゆの男を知らぬハマグリを火あぶりにするのも面白そうじゃの』 |
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羞恥に喘ぐつゆの花弁には、いつしかじっとりと熟い蜜がにじみ出していた。 (ごめんなさい。おつゆ、あたしにできることはせめて、あなたの苦しみを軽くしてあげるだけ) 『それ、止どめを刺せ』 乱雨に尻を打ちすえられさとは張り型をかまえた。 『おつゆ、勘忍して……』 哀れな母娘の倒錯の被花の絶叫がほとばしった。 |
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― 終 ― |